しらすの栄養 茨城のしらす漁 しらすQ&A すべて開くQ1 しらすってなんの魚の子ども? しらすは、主にイワシの子ども(稚魚)のことを指します。イワシには何種類もありますが、ヤマイチでは「カタクチイワシ」の稚魚を製品の原料として使用しています。ちなみにしらすは成長にともない、カエリ、イワシと呼び名が変わっていきます。Q2 「小女子」ってなんて読むの? 「こうなご」と読みます。小女子は「イカナゴ」という魚の稚魚で、しらすと同様に小魚製品の主な原料になります。名前の由来には諸説ありますが、赤腹のものが多く、それが卵に見えるためという説もあります。ちなみに赤腹の小女子は、エビのプランクトンを食べて育つために旨みが濃厚で上質とされています。また、関西では成魚の名前そのままに「イカナゴ」と呼んでいるそうです。漁期が2月下旬~5月と短いため、獲れたての新物が出回る春においしい季節を迎えます。Q3 しらすの生態について教えて カタクチイワシは、成熟すると3日に1日の割合で産卵します。1回の産卵量は1尾あたり8,000粒、年間に約60回産卵するので、なんと1尾が48万粒産卵する計算になります。卵は3日間で孵化し、黒潮の流れに乗って北上しながら成長します。1日当たりの成長度は0.7ミリで、約1か月でしらす干しの原料となる25ミリ前後に成長します。ちなみに寿命は2年半程度です。Q4 釜揚げしらす、しらす干し、ちりめんじゃこの違いは? スーパーなどで販売される主なしらす商品には、「しらす干し」「釜揚げしらす」「ちりめんじゃこ」があります。これら名称の違いは、しらすの乾燥度の違いによるもの。水揚げされたばかりの新鮮な生しらすを大量の湯の中でゆったり、ふっくら茹で上げたものが「釜揚げしらす」(水分率:75~88%)、茹でたしらすを天日干しや乾燥機などで軽く乾燥させたものが「しらす干し」(水分率:65~72%)、さらに乾燥させてかために仕上げたものが「ちりめんじゃこ」(水分率:35~50%)になります。Q5 商品を選ぶポイントは? 「しらす干し」「釜揚げしらす」は、大きさが20~30ミリ前後で形が揃い、体色が白く表面に光沢があるなどの条件を備えたものが上質とされています。お腹が赤い「赤腹」や身の反ったもの、煮崩れしたものは商品価値が低くなります。「ちりめんじゃこ」は均一に乾燥され、光沢があり透明感のある商品を選ぶと良いでしょう。 しらすの栄養 茨城のしらす漁 しらすQ&A